Starlings Of The Slipstream

今日もどうもありがとう ほんとにいい日だった

咲-saki- 阿知賀編4巻

もう終始ボロ泣きである。年食って本当にこういう展開に弱くなってしまった。
一度は全てを諦めようとした怜は試合中に"光"を掴み、クロチャーは過去から踏み出すことを決断し、捨て駒という役割を分かって唯一臨んだすばら先輩は、最後は自分のために麻雀を打った。アツすぎる。点差を見れば一矢報いただけに過ぎず、誰もが満足した結果で卓を離れることは出来なかったはずなのに、三者三様の濃厚なドラマがそこにはあり、達成感と喪失感はまるで当然のごとく前者の方が上回っている。

咲-saki-、特に阿知賀編が素晴らしいのは、チーム戦と言えども第三者の介入する余地が無く、所詮卓を囲めば各校との個人対個人の戦いになってしまうという部分を、どうやって運命共同体としてのエンターテイメントに昇華するか、という部分に全力でブチ当たってる所だと思う。リッツの挑戦とあぐり絵の衝突が本当に素晴らしい。

 

バンブーブレードの夢の続きは阿知賀編にある、はっきり分かんだね。