Starlings Of The Slipstream

今日もどうもありがとう ほんとにいい日だった

日記(3月28日)

Spoon新作

https://twitter.com/SpoonTheBand/status/442564498537189376

満を持しての4年ぶり。

ポール・マッカートニー再来日

高齢のアーティストを観に行くというある種の儀式の魅力は、そのキャリアの終着点としてのそう遠くない死を対象化することでその一回性を際立たせる事にあると思うわけであるが、まぁそれは実に不埒な解釈ではあるなと自省しつつ、またディランも同じ事をして欲しくないと身勝手に思いつつ、不世出のポップ・スターの再来日の報を聞き流すのであった。

小沢健二いいとも出演

真っ昼間からとても幸福な映像を見せつけられた。あの場において新譜のプロモーションがない事は必然であった。それ以外は、どうも言葉にするのが難しい。

小沢健二には浅田彰的にはなって欲しくないというのが今となっては僕のたった一つの願いである。「ありとあらゆる種類の言葉を知って何も言えなくなるなんてそんなバカなあやまちはしないのさ」という成熟/未熟の両方を含意する20代半ばの彼の堂々とした宣言は、図らずも死の床に伏すその時まで彼を呪い続ける事となったわけであるが、それがまた別のあやまちであったとしても、やはりそれへの抵抗は、文化人としての場所ではなくポップ・フィールドで実践して欲しいと思うのは、恐らく私だけではないはずなのだ。