Starlings Of The Slipstream

今日もどうもありがとう ほんとにいい日だった

2012年ライヴ総括、おいでよ自意識の檻

特に昨年ライヴ会場に足繁く通ったわけではないのですが、印象に残っているものから5選です。


1.岡村靖幸(LIVE TOUR 2012@Zepp Fukuoka
2.Galaxy 2 GalaxyMETAMORPHOSE 2012@幕張メッセ)
3.Stephen Malkmus and the Jicks(Japan tour 2012@soma)
4.牧野由依(ゆらり弾き語りの旅@ROOMS)
5.ILLUHA(12k JAPAN TOUR.@きんせ旅館)

 

岡村ちゃんの初コンサートは15歳の頃からまるで成長していない自分を実感した一方でそれにすらマゾヒスティックな禁欲的喜びを感じたし、低音が全く出ていないG2Gではそんな事お構いなしでイントロクイズを楽しむ子供のように熱狂し、ユイマキノのアムリタ弾き語りのイントロを聞いた時にはあぁこのまま消えてしまいたいとさえ思った。
しかし色々と新譜を買いながら聴き続けていたものの、自意識にもがき苦しむ時は靖幸ちゃん聴いて、夏は達郎さんばかり聴いて、とりあえずハイになりたい時はUR聴いて、ヒップホップに回帰したい時はカンパニー・フロウと田我流聴いて、あくまでフラットに居たい時はプリンスばかり聴いていた一年だったような気がする、いや間違いなくそうだった……。

そんな事を思い起こすと、年末に慌てて今年に発売されたCDを一通り聞き直し、あたかも「この一年私が聴いてきたのはこれでした!」と「年間ベスト」としてプレゼンテーションするのは、これも風物詩と言えば聞こえはいいものの些か滑稽にも思える。あくまで個人のパースペクティヴを包括するという年間ベストである必然すらもはや放棄され、客観性を伴うというある種の欠陥を孕んだものを発表してまうのは……それはもはや自己顕示欲がねじれて顕在化した、自分語りをしたいだけなのだろう(ツイッターでやり尽くしているのにここまでかと思うと我ながら悲しくなる)。そのように、詰まるところ主観的にならざるを得ないという部分を突き詰めて考えると、自分にとって納得がいく「年間ベスト」、などというのは上記のようなライヴ―――瞬間的かつ場所を一にするものを総括したものしか無いのかもしれないのだが……(知ってる、これが現場至上主義というやつだ)。あぁ、そもそもこんな風に何度も総括して大して何もやっていないのに達成感だけを得たような気になるのはそろそろやめなければいけない……。

 

閑話休題。

今年はひとまず年明けの前野健太と岡村ちゃんと4月のソナー、後は今年こそユイマキノをホールで見たいし、オウガは逆に小さいハコでワンマン見てみたい。それと、メタモルフォーゼはアクトが良かったら前後1日くらい長期休暇取ってのんびり列車の旅とかでゆっくりしたいなとか思ったり。多分結局思うだけだったり。



EVISBEATS【MV】ゆれる feat. 田我流

気づけばアラサーだし生き急がずのんびり生きたいですね。