Starlings Of The Slipstream

今日もどうもありがとう ほんとにいい日だった

整理してみましょう

さてさて塩試合の感想は早々に2戦目、3戦目を迎える上でポイントを整理。

  1. CFのファーストチョイスはベンゼマかジルーか
  2. 攻撃の偏り、左と右のバランスをどう取るか
  3. 今日のベンチワークをどう見るか

まず1点目、一戦目だけでベンゼマのポテンシャルを軽視するのは甚だ愚蒙な行為ではありますが、この短期決戦、とにかく次の2試合負けが許されない展開でございます。
散々批判されているようですが、そもそもベンゼマがフリーでボール受けようとやたらサイドに流れるのはリヨン時代からの悪癖で、3トップ気味の1トップを基調とする代表の試合でもゴール前から居なくなる事を何度か批判受けておるわけで、今日の試合に限ったことでは決して無いことを重々ご理解の上、温かい目でご覧頂きたく……
しかし彼にはそういった離れた位置からドリブルで持ち込める技術があり、ボールを預けてDFの裏へと抜けだす動き出しもあり、そして何と言っても天才的なシュートセンスがある。一方で今日のようにスペースを封じられた場合は、PA内で一本しか受けられない等中央で張れる選手では決して無い。と云うことで、結局は適材適所に選手を使っていく必要があると思うわけです。ベンゼマは絶対的なエースではないというのは周知の事実、代表でジルーが見せたプレーは、彼をファーストチョイスに据えるにも値する輝きだったはず。

続いて2点目、今日の試合で何度も見られたベンゼマ・リベリ・ナスリの消極的なパス交換。互いにプレーエリアが被り、本来右サイドに配置されたナスリが不在のため右の仕掛けが少なすぎる展開。この3人の能力を今更疑う余地はありませんので、ナスリを一列下げ、右に運動量の多いヴァルブエナを置けば改善するはず。これを次の試合頭からやってくるかどうかは大きいかと。

最後に3点目、早くも名将と称されているブランですが、今日の試合のベンチワークは賛否両論のはず。何故マルダにこだわったか、キャバイエをどうして下げたか、ジルーを何故使わなかったか、思い起こせばキリがなく、後半間際まで(恐らく敢えて)動かなかったのは初戦の敗戦を恐れたのかそれとも単にあのまま崩せると思っていたのか。

と強いトーンで進めましたが、実は私、余りこの点については大きく気にかけておりません。ボルドー時代の采配から彼の修正能力の高さは目を見張るものがあるので、まぁ何とかなるでしょう、と極めて楽観視をしております。勿論次の試合も同じようにパス回しに終始するようだったら話は別。


さて2戦目はシェバの2ゴールでお祭り状態のウクライナ。益々負けられない。