Starlings Of The Slipstream

今日もどうもありがとう ほんとにいい日だった

日記(3月21日)

富野新作

キャラクターデザイン/メカデザインへの言及は置いておくとして、トークショーでの発言を見るに深夜アニメに対するアンチテーゼには十分足りえるのではないかという印象ではある。(それは決して本質ではないけれど)

散財

Fingers inc. - Another Side 2,520円
金井美恵子 - 映画、柔らかい肌。映画にさわる 2,520円

増税前に値が張りそうな蓮實重彦『ボヴァリー夫人論』買いたかったが未だに発売日が明らかにならないという状態なので致し方なし。

OPN来日

自分は『Returnal』の頃のノイズとドローンを等価とするかのようなその暴力性と圧倒的なセンスに感銘を受けたので、昨年の各方面で絶賛を受けた『R Plus Seven』はそれが90年代的であるにせよ極めて理性的であるがゆえにイマイチ肯定できなかったわけなのだけれど、そうは言ってもやはり来日公演見たかった。

日記(3月11日)

生存報告

生きています。キャンセルしたつもりだった宇多田ヒカルのFirst Love15周年記念盤(1万5千円)が届いてて死にたいです。

STAP小保方

佐村河内の件とはまた違って根が深そうな問題ではあるけれども、常軌を逸するような報道が次々に飛び込んでくる中で、ふと蓮實先生の大傑作である『凡庸な芸術家の肖像』が頭をよぎった。これが凡庸な科学者がほんの一瞬だけその例外たり得るために破滅への直線上に自ら身を置いたというシナリオであるならば、これは同じく凡庸な我々にとってあまりに悲惨すぎる結末ではあるが、理研の発表が延期したのと共著者の授賞式が被ってる辺り(それが更に3.11に被ってる辺り)事態は一筋縄ではいかなそうではある。しかし、あらかじめ下書きされた線をなぞるように人が凡庸さをさらけ出して破綻していくのを見るのは実情がどうであれはっきり言って辛い。

日記(2月22日)

一夜で39度近く熱が上がったり次の日には平熱に戻っていたり何とも我儘な躰。

カサヴェテス・レトロスペクティヴ

てっきり終わった企画だと思っていたら何故か地元の映画館で急遽開始されており、劇場で見たかった『アメリカの影』と『こわれゆく女』は既に上映が終わっていた。
ラヴ・ストリームスだけでも見に行くか……

Amazon

V.A - ジ・アンソロジー・オブ・トラックス・レコーズ(日本クラウン) 2,500円

断捨離→あぶく銭→レア廃盤購入の負のスパイラルに突入しつつある。
野田と三田はフィンガーズ・インクを再発するのも良いがまずこれを再発しろ。

浅田彰×東浩紀 対談

浅田彰が体調不良でずっと寝て会話してて終わったら何事もなかったかのようにすぐ起き上がったのと、西先生の「浅田さんはオヴァルタンジェリン・ドリームの腐ったもの、池田亮司だけ聴いてれば良いって言ってました」発言が面白かった。

加えて浅田彰が「池田亮司を全肯定する気はないけれど(渋谷慶一郎初音ミクみたいに世の中に迎合しない)あくまで格好良さを追求している男の子の音楽だから良い」みたいな事を語ってたけれど、おっこのレヴェルなら某自分は音楽業界における蓮實重彦になっていたかもしれない男だの人は音楽評論という狭いフィールドでは浅田彰は越えてるんじゃねと思った。ははは。

いなり、こんこん、恋いろは

確かなことは何もわからない俺だけど杉田がうか様(CV:桑島法子)でシコっている事だけは分かる

日記(2月16日)

ブログ

以前よく読んでいた方のブログが1年ぶりに更新されていて(かしぶち氏逝去の件だった)少し気分が明るくなった。

艦これ

ドハマりしてた奴が今更何言ってんだという話だが流石にケッコン云々はフィクションに多くを仮託しすぎではないか。

帰宅部活動記録 第59話

.262 7本 39打点

フェリーニの道化師

冒頭の想像力はもはや現実に追い越されてしまっていると言う皮肉(及びまず我々はそこから始める必要があるという現状認識)のみならず単純に画の迫力に圧倒された。あと助手がいちいち可愛い。

日記(2月11日)

Mazzy Star - Seasons Of Your Day

それが不変であることを理由に昨年ついつい後回しにしてしまったが、何にも先んじて買うべきだった。まず1曲目の"In The Kingdom"が良い。ノスタルジックなオルガンとギターに乗せて、何気ない事柄が、淡々と、素晴らしい歌声で歌われている。周知の通りソロでのリリースは続いていたが、マジー・スターとしては17年振りの新作だということに変わりはないわけで、しかしそんな事を知ったことかと、まるでコンスタントに活動を続けてきた音楽家のそれように、何も変わらずに、そして誰も侵すことの出来ない所でこれらは歌われている。野田努もホープ・サンドヴァルの声だけあればそれで良いと言っていたが、本当にそうなのだ。声だけで聴かせられる、作品を聴こうと思わせるのは実に凄いことだ。ホープ・サンドヴァルの声を聴く度にそう思う。

ジョン・カサヴェテス Blu-ray BOX発売

海外では既にリリースされてたからいつ頃かなとは思っていたけれど意外と早かった。
前回のBOXと内容ほぼ同じなのでとりあえず様子見。

エリック・ロメール 四季の物語

春のソナタ』で性格悪そうな女が「全く違うわ。99%の人と同じように〈超越的〉と〈超越論的〉を混同してる。」と前妻の娘を小馬鹿にするシーンが良かった(良くない)。
他にも同じシーンでの「アプリオリ/アポステリオリ」とか、『冬物語』での「実在性」について議論するシーンなど、哲学的なタームが引用される事が多く、それのみにあらず、その話す(議論する)主体が女性であるという事がいかにもフランスっぽい(むしろフランスやドイツ位しか通用しない)なという印象。『春のソナタ』の主人公(哲学教師)が当時のフランス現代思想ではなくカントを主題としていたのも個人的にはポイント高い。

日記(2月7日)

寒い

寒い

Amazon

Thomas Köner - Daikan(2002 Mille Plateux) 2,840円

所謂グオーッとかムオーッみたいな音しかしないCDにこんな金額払う大人になりたくなかった。

DJ HARVEY - SARCASTIC STUDY MASTERS再発

オフィシャル通販しか無かったから血の涙流しながら二の足踏んでたけどようやく国内のサプライヤーから手に入るので買う。
再発の話を聞いた時にはまさかと思ったけど、ドレクシアのベストといい10年経てばこんな事もあるのだなぁと。

ディラン来日

20年後に「ディラン?あぁ死ぬ間際にライヴハウスで見たよ。」とバーのカウンターで語るためだけに2014年にディランを見に行く価値はある。

日記(2月6日)

【近況】
風邪をひきました(奇しくもサカナクション山口のインフルとシンクロ)

White Material再発

らしい。Galcher Lustwerkは去年買い逃してたのでマストバイで。

ウィッチ☆アクティビティ

決して音数は少なくないけれども上手く音が置かれているので決して嫌らしく聴こえない、多くのアニソンが見習うべき3分半の至極のポップ・ミュージック。ポイントはAice5における木村まどかのようなベターッとした声が何の躊躇もなく入ってくるところだと思う。あれで一気に現世に引き戻される。

続・ウィッチクラフトワークス

屈してしまった。作品には今更何も言う必要はない気がする。嫌味ではなく、本当に良く出来ている。しっかりと90年代と00年代を経てきたアニメーションだ。これは売れなくてはいけない。
しかし2014年になっても釘宮理恵は誰にもそのポジションを譲る気はないらしい。井澤詩織の声は確かに唯一無二であり、あと5年早く出会いたかったと思わせるほどに素晴らしいが、演技という点では釘宮理恵には到底敵いようがない。だがそれは決して井澤詩織の存在を否定することには足り得ない。彼女の声は絶対に埋もれさせてはならない。

5話のコンテは谷口"ファンタジスタドール"悟朗のようだ。もう魔法少女モノ作れよ谷口。