Starlings Of The Slipstream

今日もどうもありがとう ほんとにいい日だった

EURO2012 GL C組 スペイン対イタリア

順調に塩試合が続く中、ようやく両チームの良い所が出た面白いゲームが見れたこのカード。個人的にもアズにゃんには全く期待をかけていなかったので驚きでしたし、次のクロアチアも良かったみたいですし、ひいてはフランスの勝ち上がりの順位にも大きく影響してくるC組、私俄然見るのが楽しみになって参りました。

さてバルセロナレアル・マドリーという現代サッカーの一番良い所を取った(他方では1番つまらない所を取った、と表現できるのかもしれませんが)、いつの間にか無敵艦隊という言葉が笑いの意味をなさなくなったスペイン。スタメンはジョレンテもトーレスも使わず擬似0トップという、相手が引いてきても細かく繋いで崩しますよ、FWを置くよりポジションチェンジ繰り返してスペースに飛び込んだほうがフリーで受けられるんですよ、というかこれこそアンチフットボールじゃねぇかとあの言い訳クソ眉毛に言ってやりたいと思うわけですが、後半アズーリの最終ラインが高くなった時にトーレスを入れて縦への突破を図ろうとする辺りデル・ボスケは何だかんだで名将。30分過ぎ足が止まってきた所でナバスとトーレスが効いてきた辺り、スペインは最後まで勝てる気でいたでしょう。しかしトーレス師匠は期待を裏切らなかった。これこそフットボールです。しかしイニエスタってあんなに上手かったっけか。見る度上手くなってるしデコ広くなってる気がする。

それにしてもデ・ロッシを始めとしたイタリア守備陣の集中力ときたら。というかデ・ロッシCBローマで今シーズンやってたの……金田がイタリアの守備組織をやけに褒めていましたが、あぁ解説陣もアズーリには全く期待していなかったのだなというのがよくよく感じられてワハハというか。
国内リーグのプレーでピルロが全く衰えてない事は知っておりましたが、ここまでやれるとはと正直思わず、はたまたブッフォンもいつまで全盛期だよというプレーを見せて何度もアズーリを救っていたわけで、ダメダメだった2006年のフランスがジダンテュラムに導かれて決勝に行ったように、ピルロブッフォンが同じような役割を果たしてくれるんじゃないかと思ってしまうわけです。いや、これは流石に誇張過ぎだし夢見過ぎか。


さて今夜は我らがレ・ブルーの初陣。イングランド戦と云えば思い出すのはやはり2004年のEURO初戦なわけですが、まぁイングランドもベルギー相手に酷い試合してたし大丈夫でしょう。楽観、楽観。